アーカイブ | 7月 2016

  • 抗癌剤により抜けた髪の発毛と成長

    がん細胞は分裂の早い細胞です。そこで、抗癌剤は、分裂の早い細胞に反応するように作られています。私たちの体の細胞の中でも髪の毛の細胞は分裂が早い細胞の一つです。このため、ほとんどの抗癌剤は髪の毛の細胞に反応し、投与により、髪の毛は成長が止まり抜け落ちてしまいます。 抗癌剤治療を終えると、薬剤の影響もなくなり、髪の毛を作り出す毛母細胞の分裂が再開します。通常薬剤治療終了後の1~2ヶ月頃発毛が始まるようです。一斉に成長が止まっていたために、一斉に成長し、発毛も一斉となります。 発毛したての頃は不安定で、肉体的なストレスや精神的ストレスを受けることにより、くせ毛になったり、白髪が生えたりすることもあります。髪の成長のためには、生活のリズムを整えることも大事なことです。代謝が活性化されると言われている午後10時から午前2時の間は睡眠を取りましょう。発毛にも効果的です。 また、頭皮に栄養を行き渡らせるために、頭皮の血行を良くすることも大事なことです。ストレスは血行を悪くするので、ストレス解消のためにも軽いウォーキングなどの運動をしましょう。 バランスのとれた食事をとることも大事なことです。抗癌剤治療中には吐き気からうまく食物が摂れない状態で栄養が不足しています。ワカメなどの海藻類が髪にはよいとされていますが、この他にも、発毛時にはアミノ酸が欠かせません。髪の毛の99%はアミノ酸からできています。卵や肉、魚、大豆など良質なたんぱく質と亜鉛を含む食品を多く摂りましょう。 頭皮の血行促進のために、頭皮マッサージすることも効果的です。夜のシャンプー後に、育毛剤などを使用して、指の腹で、数分間もみほぐしましょう。 髪の毛が抜けてウイッグや帽子をかぶることが多いと思いますが、蒸れないように、自宅では外しておきましょう。 気持ちをリラックスして、髪の発毛と成長を待ちましょうね。